パッシブハウス視察ツアーを終えて、先日紅葉まっさかりの南ドイツから鎌倉に戻ったところ、なんと家の中の寒いこと!ペアガラスの外断熱住宅で暮らした ヨーロッパ生活を終え、これほど(家の中が)厳しい冬を迎えるのは10年ぶりなのである。あまりに久し振りなので想像以上のストレスである。あまりに着ぶ くれて100年の恋も冷めるというものだ。今回のツアーで訪問したパッシブハウスのオーナー達は、皆これ以下の性能の建物にはもう住めないと断言してい た。ミュンヘン郊外のパッシブハウス仕様の学校を見学した際には、参加者の皆さんから、”こんな学校で学べる子供達は本当に恵まれているな・・”、という ため息がこぼれた。この学校建築に関しては、空間の豊かさは言うまでもなく、コストアップどころかコストダウンを達成したというので私たちは本当に度肝を 抜かれてしまった。意匠と省エネ性能は決して相反するものでは無い、そんな強いメッセージを放つ事例を体験することができたことは素晴らしかった。指先が 悴んできたので本日はここまで。
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