こちらは宮崎県の集成材メーカー、サンケイで見つけた中空パネルです。丸太から四角い柱を切りだした後に残ったガワを向かい合わせて張り合わせ、強度を一定にするために意図的に材を切り掻いているため、中空層の無いものに比べて87%の重さしかありません。貴重な資源である木材の歩留まりを高める、アイディア商品です。3月11日にこのパネルを手にとって眺めている時、津波警報が鳴り響き、急いで海岸線から非難したため、サンプルを取りに昨日また宮崎入りしてきました。建設業界では今、東北の震災の影響を受けて全国で合板が入手しづらくなっています。昔はそんなものを使わずに家を建てていましたが、近年ではこれを使わずに家を建てるという事は多くの工務店にとって不可能になりつつあります。もちろん昔ながらのスタイルに戻るという方法もあります。一方で断熱材も品薄になっているということで、少しでも木を有効利用して温熱性能の良い家を作るには?そんな時のヒントになりそうな商品です。面材は合板だけではない。当たり前ですね。モジュール化すれば仮設住宅や避難所の間仕切りや床に使えるかもしれません。興味のある方はサンケイまでお問い合わせください。http://www.sunwood-kei.com/
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