昨日十津川村のモデルハウスの上棟に立ち会った後、今朝は彦根の超狭小パッシブハウスにお邪魔しまして、鎌倉に戻ったところ、透明断熱材Sto Solarの施工が終わっていました。ということで私もこの写真以上の事は知りません。パッシブハウス計算上は、この厚み16センチの不思議なパネルは熱貫流率0.489W/m2K、日射取得率60%という特性で入力してあります。ようするに、既存のRC壁に開口部を開けずして、クリプトンガスの入ったトリプルサッシに相当するような高性能窓が付いた事を意味します。RC造の省エネ改修にはもってこいですし、このパネルを使うと木造新築でも耐力壁を確保しつつ南の窓を大きくする(日射取得量を増やす)という事が可能になります。このパネルは冬の太陽高度の低い日射のエネルギーのみ躯体に伝え、夏の高度の高い日射は反射するようなハニカム構造になっています。ですからこのパネルを東や西面に取り付けるのは絶対にやめてください! 30日は炭素繊維による構造補強工事です。これはFRPのガラスクロスがより強度の高い炭素繊維に変わったもので、何層重ねるかによってRC壁の鉄筋何本相当、という換算式があります。こちらもジャパンホームショーのセミナーと重なって現場を見る事が出来ず、とても残念です。
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