衣替えならぬ風量入れ替え

福岡パッシブハウスに1泊させていただきました。今日の朝の外気温は6度。私が起きた部屋の室温は20℃でした。暖房としては、換気装置の風量にヒートポンプの熱を伝えているだけの状態です。大変器用なお施主さんは、私が設計した吹き抜けに面したガラスの手すりを、なんとも手の込んだ照明の仕込まれたNゲージのショーケースに作り変えてしまいました!そして命の次に大事というオランダから来たエスプレッソマシーンで頂くカプチーノは最高です。何とこの家にはガスを使ったロースターまであります(写真中央上:私にはどうしても壁にかかったポスターが施工工務店の社長の顔を連想させるのですが・・)。写真にあるクッキーもジャムも、全て旦那様の手作りです。今日は換気装置のフィルター交換の後、換気の給気風量を1階と2階で逆転させる試みを行いました。上手く行けば春先と秋口に1回づつ、衣替えの要領で風量の振り分けを切り替える事で、建物内の温度を均等にし、エネルギー効率を上げる事が出来そうです。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学