十津川村発注の地域産材を使った省エネモデルハウスの工事も大詰めです。今日は発煙筒を使った気密測定を行いました。気密測定には岐阜の森林アカデミーの辻さんが駆けつけてくださり、並行して建物の固有振動や地震時の強度に関する測定もしていただきました。肝心な気密測定の方ですが、やはり薪ストーブの煙突のつなぎ目など、改善個所が見つかり、また少し日を置いて測定し直すことになりました。このモデルハウスは奈良県農林部からの補助金も一部使用しているため、今日は県庁スタッフの現場視察もありました。このプロジェクトでは、ありとあらゆるところに十津川杉を使用しているだけでなく、土壁に断熱性能を足し合わせ、非定常解析の上、気密シートを用いずに建物に気密性能をもたせたり、基礎下にリサイクル発泡ガラスを断熱材として敷きこんだりと、低燃費住宅のカーボンフットプリント削減のための新しい試みが凝縮されています。パッシブハウスの冷暖房負荷をクリアしていますので、蓄熱薪ストーブ一台だけで冬は暖かく、2階のエアコン一台だけで夏は涼しく過ごせる設計となっております。
4月23日にグランドオープンいたしますので、皆さん是非お立ち寄りください。
近鉄大和八木からタクシーまたはバスで約10分、イオンモールの噴水広場前にあります。
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