自邸改修レポート

家具工事も大分終わりに近づいてきました。螺旋階段周りの杉のCDラックにはバレエレッスン用のタモの丸棒が付きました!ロフト階段は固めのナラ材で。ワインボトルが8本収納できるデザインです。かなり長いこと家具屋さんとアイディアを出し合って完成したものです。そして棚ぼたで入手した年代物の桐箪笥!あと30分で処分業者が取りに来るお宅の前をたまたま通りかかって救出しました。いざ家の中に運び込んでみるとぶっちぎりの存在感です。せっかくなので大切な着物を入れたいと思います。もう半年前からこの家に暮らしています。冬の快適さは言うまでもありませんでしたが、この梅雨も相対湿度は70%が上限で、暑くならないので不快でもなく、昨年のように衣類や壁がかびることも無く、特に除湿も冷房もかけていません。外断熱されたコンクリートに直に漆喰を塗って仕上げているため、躯体の蓄熱性能が半端ではなく、夏にも冬にも驚異的な温熱性能を発揮しています。しかしだからといってコンクリートの家を奨励するつもりは全くありません。木造にいかに蓄熱性能を持たせるか、それが私たちの挑戦だと考えています。断熱性能を持たせることは難しい事でもなんでもありませんので。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学