ファクター5の教え ”足るを知る”

さあ10月になりました。1日に弊社事務所の温水配管工事が入り、あとはペレットストーブとプレート式熱交換を繋ぎ、密閉回路に水を張るだけとなりました。早くしないと暖房シーズンに突入してしまいます・・・。 

 

3日はメーカーとの打ち合わせを終わらせて、ファクター5の共著の一人であるオーストラリア人の研究者、Cheryl Deshaさんと会談するために夕方から東京に向かいました。彼女は私より1歳年上で1児の母。もうじき第2子が誕生するというのに東京での講演会のために来日されました。2005年にはオーストラリアのYoung Engineer of the Yearに選ばれるというとてつもない快挙を成し遂げた方ですが、ファクター5の日本語訳をされた吉村皓一さんの計らいで今回直接お話しする機会を得る事が出来ました。建築を緑化し、栄養価の高い食物を生産することで貧困層の暮らしの質を向上させようというアイディアの持ち主ですので、建築の緑化ネタで大いに話が盛り上がりました。

彼女との会話は翌日4日の健康住宅サミット@高松での私の講演内容にも多かれ少なかれ影響を及ぼし、なんと直前に思い立ってファクター5の一節を朗読してしまいました。

住宅はどんどん快適になり、住まい手はどんどん健康になる、しかし足る事を知らなくては、何時まで経ってもエゴハウスのまま。エゴハウスがエコハウスとなる時、それは住まい手がまさに”足るを知る”瞬間、そんな事が私の頭の中をよぎったのです。何せ昨日の今日でしたから、聴講されていた皆さんには不可解だったかもしれませんが!

 

なんと日帰りの高松出張。大好きなぶっかけうどんだけは食べて帰りました。

やはり本場の味は違います。

 

そして4日土曜日は川口市で竣工間近の物件の現場チェック。そこから後楽園で開催されている窓の展示会”マテックスフェアー”の会場に移動、90分のセミナーを行いました。今回は私が60分お話させて頂き、後半30分に軽井沢パッシブハウスのオーナー様に登壇して頂きました。彼の直球玉は本当にインパクトがあるので、今回もとても良い雰囲気のセミナーとなりました。

 

その後新規のお客様のお宅を訪問、朝からパン1つとおにぎり1つしか食べておらず、腹ペコで帰宅しました。

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コメント: 1
  • #1

    吉村 皓一 (月曜日, 27 10月 2014 11:41)

    エゴハウスがエコハウスとなる時、それは住まい手がまさに”足るを知る”瞬間!
    良いフレーズですね。
    10月2日には、ご多忙の所Cherylと会って戴き有難うございました。何もお構いできずに済みませんでした。11月6日から全くの別件(実はアルバイト)でフランクフルトで会議に参加して、その後ベルリンで講演中のヴァイツゼッカーと会ってきます。
    高松のうどん食べたいです。

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パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学