2016年

1月

14日

副産物の恩恵

数日前の我が家の薪ラックの様子を写真に収めました。以前北鎌倉の小川鉄工さんに

鉄板で製作して頂いた、壁固定式の薪ラック、自分で赤錆を出すスプレーをかけて、

まっ茶茶ですが、特に錆が床に落ちる事も無く、気に入って使っております。

 

ラックの上に飾ってあるのは知床に住む蝦夷鹿の角。この真っ白な美しい角は、

春になって雄鹿の頭から自然にボロッと落ちたもの。

その証拠に根元の部分がこんもりと丸くなっているんです。

秋に狩猟で撃たれた鹿の角だとこうはいきません。角全体がまだ茶色くて、根元の部分ものこぎりで切り落とされた(もしくは頭蓋骨の一部がくっ付いている!)状態になります。この立派な角を数年前に落とした雄鹿が、今頃はもっと大きな角を持って、オホーツクの大地で生きているに違いないと、親子で願っているのです(鹿肉好きの私が

書いても説得力が無いかもしれませんが・・)。それにしても子孫を残す闘いのためだけに(失礼)こんな巨大なものを毎年頭の上で製造し、大地に捨てていく

雄鹿の皆様ご苦労さまです。折角(折れた角?)ですからこの資源を活用する

良い方法は無いものでしょうか?

 

さて、ラックの中に鉛筆みたいに並んでいる物体、何だかわかりますでしょうか?

これはモミガライトという製品名の、もみ殻100%の燃料です。

これは1本が1kgありまして、広葉樹よりも燃焼カロリーが高い素晴らしい製品です。

仕事柄、針葉樹の端材は何となく集まりやすいのですが、火持ちの良い広葉樹は

最近は近所のお庭からも手に入りにくくなってきました。

2012年のリノベーション後の我が家は年間暖房負荷が20kWh/m2aちょっとなので、

必要な薪の量はかなり少ないですが、それでも去年庭師さんから丸太を入手する事を

怠ってしまい、今年はこのモミガライトを活用することに。

 

こうやって並べてみると、とても省スペースなのと、インテリアとして素敵と

いうことを今回発見しました。お米を収穫した後のもみ殻、副産物こそ

地産地消のエネルギーとして是非活用したいですね。

副産物といえばこちらの自家製ニンジンケーキ。

昨年からパナソニックの低速ジューサーで有機ニンジンや無農薬リンゴをすり潰してジュースを飲むようになりました。その結果、皮も入った搾りカスが大量に出るようになり、せっせと料理に活用するようになりました。粉の分量の5倍まではおろし野菜やらナッツやらバナナピューレを入れられると昔母が言っていたような記憶がありまして、この副産物どっさりケーキが我が家のおやつとして登場。粉は国産全粒粉、香りづけには小笠原産のラム酒を使用しています。

 

子どもの頃はよく母のケーキ作りの手伝いでニンジンをおろし金でおろしました。これが結構重労働で、指先を擦りむいてしまう事もあったり。それが今ではジュースを絞る過程で勝手にすりおろされているし、リンゴや生姜も入っていてとても美味しいケーキが手軽に焼ける様になりました。

 

実は夜の11時頃からパウンドケーキを焼くのが私の母の習性でしたが、その習性を受け継いだ私と姉は、あれは母のストレス発散法だったのだと後日気づいたものです。そんな話を先日事務所のスタッフにしてしまったものですから、私が事務所に自家製ケーキを持っていくと、”だ、大丈夫ですか?”とか言われる羽目になり・・。

なので事務所に持参するのは3回に1回位にすることにしました!

 

いずれはガスオーブンの代わりに薪オーブンを導入して、モミガライトでニンジンケーキを焼きたい・・・。その時はまさに”ホールフード”です!

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パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学