エネマネハウス2017というイベントに行って来ました!
“エネマネハウス”とは、「大学と民間企業等の連携により、先進的な技術や新たな住まい方を提案するZEH※のモデル住宅を実際に建築し、住宅の環境・エネルギー性能の測定・実証や、展示を通じた普及啓発を行うプロジェクト」だそうです。
いくつかの展示物件があったのですが、その中でも京都大学の展示にあった
「エアロゲル」という素材を使った試みがとても興味深かったです。
今回使われていたエアロゲルには2種類あり、こちらの「エアロゲル建具」に使われていたのは京大発のベンチャー企業のもの。
障子の太鼓張りの要領で、障子の部分をアクリル板にして箱を作った中に、粉状のエアロゲルを学生の皆さんが一生懸命詰めて製作したそうです。
光を通す断熱材を間近で見ることができて感動しました!
気密に関しては上下枠共に障子に枠が被るように段差をつけ、ゴムパッキンで対応という工夫がしてありました。可動にちょっと力が要る感じでしたが、按排が難しいところだなと思いました。
こちらはアメリカの素材メーカーのエアロゲルを使った「エアロゲル三和土」。
学生が製作に参加して作成したエアロゲル含有の三和土タイルを敷き詰めてありました。
最後に、こちらはエアロゲル関係のものではないのですがもう一つ。
ガラス瓦の下にシート型太陽光発電システムを設置するというもの。
景観条例などで太陽光パネルの設置に関して厳しい規制がかかる地域などで、、
ということでした。(青山)