足るを知るを考える

糖尿病も、人工透析も、癌の多くも、生活習慣病ですよね。

暴飲暴食して運動もせず、仕事もストレスが多くて、休みも少ない、そりゃ体調悪くなりますよね。昨年の8月1日に頚椎まわりの神経を痛めて以来、これじゃ長生きしないなと

悟りまして、自らの生活習慣を根本的に見直す果てしない旅が始まりました。

健康や食に関する本って、溢れかえっていますが手に取って読んだことも無い私。

今回の石原式はハマりました。どんなに食材に気を使っても、ヘルシーなメニューを選んでも、”無駄に食べない”という方法に勝るものは無いと実感できます。

子供のころから朝ご飯をちゃんと食べなさいと言われ続け、でも実家で食べていたのはマーガリンとジャムを塗ったヤマザキパンに、ミロ入りの牛乳だったっけ(笑)?

中途半端にwesternizeされた食生活に侵された10代を過ごし、20年の歳月を経て

今ようやっと真のデトックスに出会えたことが、手遅れで無い事を祈るばかり・・。

ちなみにこの本は周りの人に読んでもらいたくて、後から買ったものです(笑)。

8月のお盆中、丁度家族が留守でしたので、思い切って石原先生が25年以上運営されている伊東のヒポクラティック・サナトリウムに宿泊したことが私の生活習慣を大きく変えるきっかけとなりました。数年前から朝食は炭水化物を採らずに人参りんごジュースを飲むようにしていましたが、石原先生がスイスで学んだ人参りんごジュースだけで断食を行う施設があると以前から耳にしていました。ここはてっきり末期癌の患者さんのための施設だと思い込んでいましたが、誰でも利用できることを知って試しに2泊3日で滞在する事を思い立ったのです。

訪れて初めて、歴代の首相やら有名な政治家やら芸能人がサナトリウムに通っている事を知りましたし、私が滞在している期間中も、メタボな体型をした有名な大学病院の先生が数名いらっしゃいました。ご自身の体調不良は、薬で治さないんですね(笑)。

私は人生初の試みに余りにもドキドキしていて、いっそのこと数日前から食べ貯めておこうか?と思った程ですが、それでは本末転倒なので、チェックインの1週間前から食事の量は徐々に減らし、前日は既に人参りんごジュースだけに切り替わっていましたが、初日の夜が少々ひもじくて、一番寂しかったです。なんとバッグの中にチョコレートが潜んでいたことを思い出してしまい、蚊と格闘して夜中に眠れなくなり、暫くバッグを見つめていました(笑)。2日目からは意外と平気なのですが、体力を温存したいという発想がどうしてもあり、散歩に行く気にもならず、ひどい頭痛がして持ち込んだ仕事もはかどらず、どうやって時間を使ったら良いか判らないのが悩みでしたが、結局1日に3回程温泉に浸かり、間にヨガレッスンを受け、石原先生の3時間に及ぶ講演を聞き、時間はどんどん過ぎていきました。断食期間のお勧めは4~5日。1週間とか続けられる方もいらっしゃるようですが、肝心なのは通常の食事への戻し方。玄米の重湯(写真左)やおかゆ(右)へと少しづつソリッドな食べ物へと戻していかないと、体調を壊してしまう事があるそうです。断食をした日数と同じ時間をかけて、戻すことが理想とのこと。石原先生にはサナトリウムでの診察時に沢山のアドバイスを頂き、鎌倉に帰ってからも生姜紅茶を欠かさず飲むようになったせいか、体温が上がり、代謝も上がり、体が軽くなって集中力もUPした気がします。人参りんごジュース断食を、年に2回くらいは習慣にしたいなと思いました。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学