遂に竣工いたしました。実に4年越しのプロジェクトとなりましたが、
大変丁寧に施工してくださり、感無量でございます。
上の尖がった外観を、内側から見るとこんな感じです。
60℃の角度なのですが、ここまで尖がって見えるのは不思議ですね・・・。
その紙飛行機のような屋根形状から、Wood Aerocraftと名付けられたこの個人住宅が、筋金入りの省エネ住宅であることは間違いありませんが、パッシブデザインを駆使して強化された外皮にマッチすると共に、再生可能エネルギーを最大限活用できる設備設計を模索しました。既に入居されておりますが、2019年の国際パッシブハウス・オープンデーにも参加いたしますので、この機会に見学可能です。
もはやキーアーキテクツ定番のイタリア製ペレットストーブ。今回は玄関の通り土間にお目見えです。輻射熱に2割、温水出力に8割の熱を分配。太陽熱温水器の出力が下がる季節に、このペレットストーブが給湯需要を賄い、ついでに暖房もやってのけます。通り土間の建具は基本スカスカ。中間期は気持ち良い風が通り抜けます。
齋藤カメラマンによる竣工写真はこちらをご覧ください。