Wood Aerocraftが遂に竣工です。

遂に竣工いたしました。実に4年越しのプロジェクトとなりましたが、

大変丁寧に施工してくださり、感無量でございます。

上の尖がった外観を、内側から見るとこんな感じです。

60℃の角度なのですが、ここまで尖がって見えるのは不思議ですね・・・。

その紙飛行機のような屋根形状から、Wood Aerocraftと名付けられたこの個人住宅が、筋金入りの省エネ住宅であることは間違いありませんが、パッシブデザインを駆使して強化された外皮にマッチすると共に、再生可能エネルギーを最大限活用できる設備設計を模索しました。既に入居されておりますが、2019年の国際パッシブハウス・オープンデーにも参加いたしますので、この機会に見学可能です。

もはやキーアーキテクツ定番のイタリア製ペレットストーブ。今回は玄関の通り土間にお目見えです。輻射熱に2割、温水出力に8割の熱を分配。太陽熱温水器の出力が下がる季節に、このペレットストーブが給湯需要を賄い、ついでに暖房もやってのけます。通り土間の建具は基本スカスカ。中間期は気持ち良い風が通り抜けます。

齋藤カメラマンによる竣工写真はこちらをご覧ください。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学