つくば里山住宅博は今月一杯で終了となります。キーアーキテクツが基本設計を手掛けた島田材木店施工のヴァンガードハウスは11月上旬に入居となりますため、急いで竣工写真を撮影いたしました。お天気に恵まれ、齋藤カメラマンがまた腕を振るってくれました。
左奥に堀部さん設計のヴァンガードハウス、右奥に伊礼さん設計のヴァンガードハウス。写真中央の建物から飛び出ている黄色いボックスが、キーアーキテクツ設計のヴァンガードハウスのアトリエ部分です。敷地の南側にはコモンスペースとしての緑地が広がっています。
今年は入居されたばかりで恐らく慌ただしく、11月上旬の国際パッシブハウス・オープンデーには参加しませんが、来年以降はもしかしたら見学のチャンスがあるかも知れません?ちなみに今年のキーアーキテクツは、韓国から来日するPHIKO(Passive House Institute Korea)の皆さんのアテンドのため、8日~9日で関西方面に参ります。従いまして、関東のオープンデーの物件では見学者の皆さんをお迎え出来ない事を、この場を借りましてお詫びいたします。
奥様のアトリエスペースのある黄色い木の箱が、コモンスペースに向かって配置されています。猫のアーロのためのおトイレが収納の中にあったり、子供部屋とロフトを繋ぐ階段がユニークだったり。なんだかとっても楽しい住宅が出来ました。年間暖房需要は18kWh/m2と、建物があと少し南を向いていたら、隣家との距離がもう少し離れていたら、パッシブハウス基準を満たしてしまうようなハイスペックな住宅です。屋根の太陽光発電で、日本のZEH基準もクリアしています。