横浜国大の恩師、野沢正光先生が設計された、埼玉県飯能市の商工会議所を訪ねました。在来工法(一部CLT)による西川材をふんだんに使用した建物となっています。耐力壁として使用している組子のデザインの美しさと、その工芸品のような仕上がりに圧倒されます。素材も目的も異なる意匠なのですが、その空間の幾何学模様の存在感からか、パリのアラブ研究所を彷彿とさせる空間がそこにありました。コロナ禍でこれまで見学を受け入れてこられなかったそうですが、今後は対応していくとの事でした。お近くに行かれる際は是非訪れてみてください。
こちらのJパネルを使用した架構は本当にユニークですね。吸音性能も期待出来そうです。