干し柿が嫌いなので・・。

皆さん、渋柿が大量に生ったらどうしてますか? 私は柿というフルーツがもともと余り好きでは無かったのですが、今暮らしている家の敷地の柿の木が大量に実を付けるため、数年前に近所の方に教わって、焼酎で渋抜きをするようになったのですが、それでも大量の柿を消費するのが難しくてあれこれ試行錯誤していたところ、偶然発見したレシピをご紹介します!

熟してくると大抵渋は抜けているのですが、それでも油断は禁物です。1つでも渋い柿が混じってしまうと、全てが台無しになりますので・・。そこでお尻の方を1センチ程スライスして味見をして、渋が抜けていることを確認し、スプーンで中身を全て掻き出します。種も一緒に。

次にマッシャーで潰しながらざるで漉します。すると種+αだけが残りますので(写真左から右へ)、これらはコンポスト行きとなります。

漉したものを火にかけます。加熱すると濃いオレンジ色が徐々にクリーム色になります(写真左から右へ)。沸騰しそうになったら火を止めます。このまま鍋の中で放置すると、常温になった時点でプリン状に固まっていますので、熱いうちに保存容器やガラスの器に分けます。お勧めは、冷やしてからヨーグルトと混ぜたり、レモン汁を絞って頂く方法ですが、固まる前に酸味を加えると固まらなくなるので、後で加えます。逆にソースとして使う等、固めたくない時は早めにビネガーやレモン汁を加えます。

ひと手間かけたとはいえ、何も加えていないただの柿が、まるでフレンチのデザートのように変身して感動的です。冷蔵庫に余裕がある方はシャンパングラスなどで作ってみてください。酸味を加えたものはジップロック等に入れて冷凍保存するとサラダのドレッシング等に加えられて便利です。

 

干し柿嫌いから始まった試行錯誤ですが、実は先日、”市田柿ミルフィーユ”なるものを発見しました。これは赤ワインのお供にハマります。棗バターではなく、市田柿ミルフィーユ、是非お試しあれ!

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学