今から10年近く前に、網走の工務店さんから頂いた、蝦夷鹿の角が二つ。
ずっと我が家に飾られていましたが、もっと積極的に蝦夷鹿を建築と絡めたい!と思い、
この度、事務所のお向かいの革の工房の齊藤さんや、キーアーキテクツ設計案件でいつもお世話になっている坪原木工さんを巻き込んで、鹿角のドアハンドル制作プロジェクトが立ち上がりました!
齊藤さんのアイディアで、手で触れる部分に鹿革を巻くことになり、
早速革が届きました。まだ未会計なのに私が持っていて良いのかしら(笑)。
実は昨年末から蝦夷鹿のお肉を自分でローストするようになりました。肉の大量消費が持続可能では無いことに長年悩んでおり、その中でジビエを美味しく頂くライフスタイルというのは私の中での一つのテーマだった訳ですが、もともとローストビーフは定期的に焼きますし、肉の中心温度を計る温度計まで持っているため、昨年のクリスマスに遂に蝦夷鹿のローストに挑戦しました。
知床から取り寄せたロース芯とシンタマです。筋を包丁で取り除いてから、タコ糸で縛ってオーブンでローストしたもの。写真奥の少し赤めの方が65度止めのロース、手前が70度近くまで加熱したシンタマです。どちらも美味しく頂けましたが、おそらくベストは68度です(笑)。
大変美味しく調理ができたので、その後も何度か知床エゾジカファームさんから取り寄せておりますが、わざわざチルド指定で注文しているものを、先日なんとヤマト運輸さんが間違えて冷凍にしてしまい、翌日に食事会を企画していたため、こちらは大慌てで流水解凍中の写真です。1kgのシンタマの塊は、冷蔵庫に24時間置いても解凍できませんでした。ヤマト運輸さん、商品代金までご負担いただきまして恐縮でございました・・。