10年が経過した福岡パッシブハウスを訪ねました。

動画収録のためお盆中に急遽お邪魔することになりましたが、快く迎えて頂きました。この写真、実は竣工直後にお邪魔した時の風景です。うちの子が退屈しないよう、ピザ作りを提案してくださり、私は無事に業者さんとの打ち合わせを済ますことが出来た記憶があります。ドイツでこのキッチンを購入済みの状態から、福岡パッシブハウスの設計はスタートしました(笑)。

今も10年経ったとは思えない程、きれいに住んでくださっています。仕事柄、長期間家を空けることもあるご夫婦ですが、温熱環境が整っているせいか、建物の劣化が見受けられません。人にやさしい空間は、建材にもやさしいようです。局所的な熱い寒いが家の中に無いという事は、局所的に多湿になる場所も無く、結果的に見えない部分での結露やカビとも無縁で、木材の含水率が急激に変化することも無く、構造材も下地材も暴れが無いということになりますので、当然の結果ではありますが・・・。

いつものように美味しい自家焙煎のコーヒーをご馳走になり、今回は手作りのアイスクリームと果実のソースまで頂きました。Youtubeの動画撮影という本来の目的を忘れてしまう程、楽しいひと時をありがとうございました!

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学