追分の家 竣工写真撮影

待ちに待った追分の家の竣工写真撮影です。お天気も良くて、朝から齋藤カメラマンが休むことなく写真を撮り続けてくれています。ドローン撮影から始まり、外観から内観へ、そして一番忙しい夕景タイムが始まります。焚火もばっちりなタイミングで良い火力!

実は今回追分の家の内部階段手摺を制作してくれた河田崇さんが、私がドイツから運んだ焚火台用のトライポッドを制作してくれました!異形鉄筋曲げてこんな感じで―と私がメッセージを送った直後にささっと制作して下さり。それはもう、鉄を自由自在に操るマジシャンのよう。

 

ということで先日仕入れた南部鉄器の「WAKKAS750」を火にかけて珈琲を淹れる日が待ち遠しい・・。

この2日間で写真撮影やメディアの取材対応、PHJのオンラインセミナーへの参加、PH認定案件のウェブ会議など、脳みそパンクしそうなハードスケジュールだったのですが、1日の終わりは太陽熱で湯張り&バイオマスで追い炊きのバスタイム。これが幸せ過ぎて疲れも吹っ飛びました(笑)。いつもより高めの湯温42度が良かったのかもしれません。

 

もうじき貯湯タンク内の温度がWiFi経由で遠隔からも見えるようになるので、お風呂の湯張り用に貯湯量が心細い時には同じくWiFi経由で遠隔でペレットストーブを着火することで、追分の家のお風呂は常にクリーンエネルギー100%なのですね。ちなみに今回のイタリア製のペレットストーブは温水回路の戻りが68度以上の場合は火力を抑えていくように自動制御されていて、70度を超えると自動消火。こんな賢いペレットストーブ、日本でも早く製品化して欲しいですね。

 

ウルトラファイン・バブルに加え、セントラル浄水器で上水から塩素も重金属も除去していますので、まさに至福のひと時・・・。

なお、今回はガス給湯器のバックアップが無い設備設計であることを踏まえ、ペレットストーブからの高温水の密閉回路を、トリプルコイルの300L貯湯タンクの最上部の回路に放熱してみたのですが、追い炊き機能を含む放熱回路がタンクの真ん中になってしまい、土壁暖房回路には丁度良い温度でも、追い炊き機能にはちょっとパワーが足りなそうなことが判り、週明けにエコモの三原さんに放熱位置を入れ替えてもらう予定です。

 

給湯の熱源って、電気 or ガスの2択じゃなくって良いよね?

PV+ヒートポンプ+EV(または蓄電池?)といったオール電化仕様も勿論スマートですが、地域性も踏まえて、クリーンなボイラーでお湯を作る設備仕様が、オルタナティブとしてもっと身近になりますように・・・。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

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パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学