都城市の木造新社屋着工しました

この度、キーアーキテクツ設計の木造平屋500㎡の新社屋が宮崎県都城市にて着工いたしました。オフィス建築として日本初のパッシブハウス認定に挑みます。地域密着型の企業の新社屋にふさわしく、地域の方に優しい建築でありたいと願って設計させていただきました。

日本列島は杉だらけの森林大国ですが、九州の杉は特に弱いというイメージがあるかと思います。しかし、一つ一つが弱いものであっても、沢山束ねることで強くてダイナミックなジェスチャーになるのではと考え、あえて無等級指定の杉の登り梁を455ピッチで並べ、パッシブデザインに必要不可欠な深い軒を実現しています。

構造設計はパッシブタウン第三期街区で増築部分を担当してくださった佐藤淳さん。現地で調達できる材寸を確認しながら、梁の継ぎ方も調整してくれています。年内には上棟予定ですので、現地を訪れるのが今から楽しみです。そして年明けからは全長40メートル越えの木製カーテンウォールの施工も始まります。PHJ主催で構造見学会棟も開催予定ですので、どうぞお楽しみに・・・。

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パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学