プロジェクト概要
敷地面積 : 462.61m2(139.39坪)
延床面積 : 140.77m2(42.59坪)
工法・構造 : 木造2階建て
竣工年月 : 2016年10月
設計 : KEY ARCHITECTS
施工 : アーキテクト工房ピュア
2017年
3月
20日
月
今回は(も?)苦戦しましたが、大間の家、無事にパッシブハウス認定取得です。
施工のアーキテクト工房ピュアさんのお蔭で、また一つ素敵なパッシブハウスが生まれました。今回は基本設計段階では外部設置だった給湯タンクが実施設計段階で内部設置に変更となり、夏の冷房負荷が少し上がってしまった事で、パッシブハウス基準をクリアする事が出来るか最後まで冷や汗ものでしたが、なんとか基準値に収まりました。
実は3月17日(金)に開催されたパッシブハウス・ジャパン7周年記念大会のエコハウスアワードでも、大間の家はパッシブハウス部門賞を受賞いたしました。会場の皆さんからも沢山の投票を頂き、感謝感激です。
2016年
11月
28日
月
遂に完成した大間の家にお邪魔しました。
いやあ、本当にご苦労様でした!という事で、
施工担当のアーキテクト工房ピュアの高岡さんと奥様と、記念撮影です。
2015年
12月
18日
金
今日は愛媛県松山市の住宅の施工現場にお邪魔して参りました。荒壁が乾いた状態、それは見とれる程の美しさでした。実は2011年に奈良県橿原市で設計した土壁のモデル住宅”木灯館”以来、なんと4年ぶりに土壁の建築に携わることが出来ました。木灯館は今回の物件と同様、壁の中の木小舞に土壁を塗り、木質断熱材と土壁が共存しながらも、気密シートを使用しない在来工法の仕様でした。屋根も同じく木質繊維断熱、窓はドレーキップを中心としたドイツ製の木製サッシ(ガラスはトリプルとペアの混在)という所まで共通しています(薪ストーブを暖房器具としているところも!)。
木灯館は、3.11の震災直後の資材が乏しい中での着工であっただけでなく、上棟後に発注主である十津川村を集中豪雨が襲い、村と現場は通信不可能となるなど、工期の遅れが生じました。それでも年度末に完工せざるを得ず、突貫工事の中で丁寧な気密施工を行う事が出来ませんでした。その結果、C値は0.8cm2/m2にとどまりました。0.8cm2/m2の気密性能が、土壁の家としていかに驚異的であるかという事は、専門家の方であれば直ぐにお分かりだと思います。しかし、パッシブハウス認定を取得するには、不十分でした。