信濃追分の家

House in Shinano Oiwake 2023

プロジェクト概要

 

敷地面積 :519.61㎡ 

延床面積 :129.58㎡ 

工法・構造 :木造2階建て

竣工年月 : 2023年3月

設計 : KEY ARCHITECTS Co., Ltd.

施工 : 株式会社 新津組

2024年

7月

28日

フィルターのお仕事

追分の家が竣工して早1年ちょっと。

常時滞在していないことを言い訳に、さぼり続けた熱交換換気装置のフィルターを

今更交換してみましたのでそのご報告です(汗)。

 

さて、換気と空調の機能が一体型となっているzehnder CHM200にはフィルターが4枚もあります(通常の熱交換換気のフィルターは下記①と②の2枚だけ)!

 

①まず左下が外気フィルター。F7グレードで外から入って来る新鮮空気の汚れを取るのが仕事。一番汚れていますね。

 

②その右が1Fトイレや収納、2F脱衣室から排気される汚れがちな室内空気を吸うフィルター。フィルターは若干粗目のG4グレードで埃をキャッチしますが、各吸い込み口にフィルターがあるせいか、それ程汚れていませんでした。

 

③左上の中くらいのサイズのフィルターは、冷房または暖房運転の際に、空調する空気の量を増やすために設けられたリターン口から入って来る室内空気のフィルター。使用頻度が少ないため、一番きれいでした。こちらもG4グレード。

 

④右側の赤いゴムパッキンが付いているのがPM2.5などを取り除く目的で取り付けられたHEPAフィルター。①または③を通過した空気が通るフィルターなのですが、HEPAは0.3μmの粉塵を99.97%キャッチできる目の細かさのため、表面がしっかり真っ黒け、という恐るべき現象が起きています。これはかなりショッキングな発見です。

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2024年

5月

15日

外構工事も終盤です

先日庭蒼さんに施工して頂いた、追分の家の駐車スペースの緑化ブロックの隙間の客土には、ダイカンドラの種を混ぜているのですが、私の気が短すぎるのか(笑)、待てど暮らせど芽が出てこず、もともと石積みの手前に確保しておいた植栽スペースに、取り急ぎフェスツカグラウカという、青みがかった玉竜のような植栽を植えて頂きました。黒い浅間石には黒竜!と決めていたのですが、庭蒼さんの粋な提案にあっさり気が変わりまして。早くマリモみたいにふっくらしないかしら❤

2024年

2月

10日

木質ペレットの炎を知って欲しくて

待ちに待ったペレットバーナーがイタリアから届きましたー!

屋外専用で、海外だとカフェとかで暖を取るように使ったりするようですね。早速着火してみました。ステンレス製の筒の中に、木質ペレットをたっぷり詰め、着火用に少し、化石燃料由来のものをぶっかけます(涙)。

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2024年

1月

24日

見学ツアーのご案内

明日から一般申し込みとなります軽井沢の視察ツアーのご案内です。

昨年11月末に開催したところ、とても好評だったということで、この冬2回目の開催となりました。戸建て住宅を供給している事業者さんの参加率が高いのですが、いざ参加してみると、木下さんのところでまず事業者としてどのような職場環境を提供するべきなのか?という宿題を与えられ、追分の家では自らのライフスタイルをどうやって転換するのか?という宿題が出るという、「顧客へのサービス」だった筈の省エネ建築というテーマが一気に自分事になってしまうという意味で、面白いツアーです。それぞれの物件でのミニセミナー、ランチにバス代も含んでの参加費なのですが、損はしない筈❤ 

前回好評だったので、追分の家ではテラスでオリジナル・レシピのホットワインお出ししますね!

240115_パッシブハウス軽井沢視察ツアーLLL.pdf
PDF版はこちらからダウンロードいただけます。
240215_パッシブハウス軽井沢視察ツアーLLL.pdf
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2024年

1月

20日

土壁暖房回路が始動しました!(続編)

土壁暖房の回路がようやっと動き始めましたので、サーモカメラで配管の位置を確認しながら、脱衣室のトイレリモコンやらタオルバーやらを取り付けております。なかなかドキドキしますね(笑)。

タオルバーに関しては、既製品だとピッチが合わないので、toolboxでミリメーター単位で長さを指定出来る真鍮のタオルバーを購入しました。あまりにも長い時間格闘していて壁中の温度が上がってしまい、どんどん不安になったので、一旦回路を切って、暫くしてから最終確認しました。という訳で、サーモカメラには冷水回路のように映ってしまっておりますが(笑)。こんな難易度の高い作業を新津組の堀内監督にさせてしまうのも申し訳ないので、施主自ら取り付けを行いました・・・。ということで、遂にタオルがバイオマスと太陽熱エネルギーでホカホカに。

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森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学