キーアーキテクツ代表の森みわが家族と暮らす賃貸住宅をリノベーションしたプロジェクト。稲村ケ崎R不動産の協力の元、改修後の現状を”新しい現状”と定義し、原状復帰不要の10年間の定期借家契約を結ぶ。契約書には改修工事の内容と概算見積もりが添付され、サブリースも可能となった。築28年のRCテラスハウスはEnerPHit認定取得可能なレベルまで温熱改修され、太陽熱温水器と蓄熱薪ストーブの超省エネ賃貸住宅に生まれ変わった。
2012年
3月
13日
火
自邸改修工事もそろそろ終盤を向かえています。子供の誕生日会に無理やり間に合わせる形で、左官工事や建具工事をお願いしました。実家で発掘したちゃぶ台も大活躍。アクセントに使った玄関吹き抜け部分の土壁は、白い漆喰と、黒い墨モルタルと上手く調和した感じです。螺旋階段の仕上げはこれから。玄関のニッチには、十津川杉の柾目板を張り合わせた板を貼りました。見とれてしまうような美しさです。何を飾るかはこれから考えるとして。
2012年
1月
18日
水
改修レポートというよりも、居住レポートになりつつありますが・・・。
家にいるときは薪ストーブをつけ、冷え込む時はタイマーで数時間床暖房を使って暮らしていますが、着込まずにも快適で、数字的裏付けを取ることをすっかり忘れていました。そこで計ってみると室温は18℃、相対湿度は40%以上程ありました。加湿器も無いし、18℃でこんな快適なのも信じがたいものがあったので、計測器が壊れているのかと思い、昔から愛用しているドイツのLufft社製の温湿度計を事務所から家に持ち込んだところ、両者全く同じ数値を示すではありませんか。もしかして両方とも壊れているかも?と更に懐疑的になり、念のためもう一つくらい買っておいてみるつもりです。今週は漆喰塗仕上げの件で左官屋さんと打ち合わせ、浴室ガラス扉施工、それからマイクロバブルが動かないのでプロパンガス屋も呼んであります。また工事中から使っていた換気装置の音が当初よりも大きくなってきたので、排気のフィルターが汚れているようです。これも今週は交換する予定です。
2012年
1月
10日
火
本日発売のカーサブルータス2月号に、鎌倉パッシブハウスと同じく鎌倉の自邸改修の記事が6ページで掲載されています。ほかの掲載記事もとても面白い号ですので、是非ご覧ください。
2011年
12月
26日
月
無理やり入居してしまった工事途中の家で、
本格的な薪ストーブ暮らしが始まりました。ストーブの着火も大分上達した矢先に、
さっそく気密住宅で同時給排型のレンジフードを回しながら薪ストーブを着火するという初歩的なミスをやってしまいました。同時給排でも強制タイプではありませんので、給気側はシャッターが開くだけで、やはり室内はそれなりの減圧状態になります。そこでドラフトの起きていない温度の低い煙が、煙突のアジャスターから室内に逆流してきました。おかげで煙突のコーキングの必要な個所を見つけることが出来ましたが、普段無意識に気密住宅における留意点として皆さんにお話している事を、自分で実演してしまったのは苦い経験となりました!
さて、今日はガス給湯器に繋がる太陽熱温水パネルと、床暖回路に不凍液を入れる工事が行われています。これで設備関係は全て終了です。あとは内装工事、外構、沢山残っていますが、残念ながら設計する時間が殆どありません。なんと、お風呂の扉もトイレの扉も付いていませんが、家族で暮らす分には別に無くても良いかもしれませんね。