2023年

12月

27日

土壁暖房回路が始動しました!

軽井沢は最低気温が氷点下の日が続いています。先週末の積雪の名残はもう無くなりそうですが、明け方はこんな景色です。さて、師走の大忙しの時期に、やっとこさエコモの三原さんと千葉さんを捕まえることが出来(笑)、遂に土壁暖房回路の試運転が出来る日がやってきました。

 

こちらの土壁暖房パネル、土を焼かずに高圧でプレスしたもの。ドイツのメーカーさんから試験的に1パレット分出荷して頂きました。建物の外皮性能がパッシブハウスに向かっていく過程で、エアコン式の空調機でも不快感は解消されていくので、床からの輻射暖房の重要性も薄れていく訳ですが、追分の家のように、バイオマスや太陽熱由来の温水があるケースで、「ちょこっと輻射暖房」の導入で冬場の夜間のヒートポンプ稼働時間を更に切り詰められる可能性も視野に入れての今回のトライアルです。追分の家では1階の北側に面した和室と、2階の脱衣室に土壁パネルを配置しました。1階の和室は居室の中で一番日射取得が少なく、ゲストルームとして締め切って使用するケースがあるため、そして2階の脱衣室は服を脱ぐ場所且つ一種換気の排気経路にあるため、少し体感温度を上げられる手段があると快適性がぐっと上がるはずですね。

ヨーロッパでは壁だけでなく天井にも貼って冷水を流すケースもあるのですが、日本の場合は暖房用として割り切った方が良さそうです。ただ、厚さ25mmにして湿度に対する吸放出性能がおびたたしく、日本の伝統的な土壁同様、夏場には調湿機能を発揮します。

 

 試運転に先立ち、前日の夜にペレットストーブを制御する温水出力温度を、70度から78度に変更し、78度に向かっていく際の燃焼パワーを3から2へ落とし、出来るだけ高温水が貯湯タンク内に貯まるように変更をしてみました。こちらはスマホのアプリの画面です。運転状況の確認や、タイマー運転の設定などもアプリから遠隔操作可能です。

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2023年

12月

15日

2024年のカレンダーが届きました

なんと、毎年恒例のイケダコーポレーションさんのカレンダーに、追分の家が登場いたしました。表紙と8月に掲載となっております。最近は皆さんGoogleカレンダー依存が強めだと思いますが、是非インテリアとしてご利用頂けると幸いです!

2023年

12月

08日

2023年も師走です。

以前弊社で設計した八ヶ岳の別荘でUNILUXのアルミクラッド木製カーテンウォール・システムを日本初で採用してからかなりの歳月が経過しました。今回は非住宅の設計でカーテンウォールの採用予定があり、最近同システムを採用されたモルクスの佐藤さんの事務所を訪ねました。久しぶりの東北遠出でしたがなんと秋田の大曲は銀世界❤

モルクスの佐藤さん、ご対応ありがとうございました!

今回は弾丸過ぎたので、次回は是非温泉も入りたい・・。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学