2016年
11月
28日
月
遂に完成した大間の家にお邪魔しました。
いやあ、本当にご苦労様でした!という事で、
施工担当のアーキテクト工房ピュアの高岡さんと奥様と、記念撮影です。
内部は天然素材をふんだんに使った二世帯住宅。
外皮はパッシブハウス性能を狙って設計されましたが、外壁は土壁とウッドファイバーが共存する気密シートを使わない構成となっています。
窓はドイツ製の木製アルミクラッド枠にトリプルガラス、東西面は電動ブラインド内蔵のペアガラス仕様。
外部も内部も、細部にわたって大変丁寧に施工してくださいました。
そしてこの住宅の一番の目玉は設備。写真右下にある薪調理器がアイランドキッチンにビルトインされており、冬場の暖房と調理、そして給湯エネルギーの大半を賄います。子世帯のリビングにある薪調理器で作られた温水は、親世帯のリビングと北側に配置された浴室や脱衣室の床及び、寝室とトイレの土壁に回り輻射暖房となります。暖房期以外は写真左下の太陽熱温水器が給湯用の温水を集熱します。そしてこの真空管タイプの集熱管はなんと手でぐるっと回すことが出来るのです!これで夏にもお湯があり余ってしまわないように、集熱をコントロールできるんですね。
もともと電気をほとんど使わない家ですが、太陽光発電も搭載しているため、1年程暮らして頂いてモニタリングすれば、どれくらいの容量の蓄電池で無理なくオフグリッド化できるのかが見極められる気がしています。それまでに蓄電池のコストがどこまで下がっているかが楽しみです!