2016年
9月
13日
火
辺り一面が田んぼや畑だった頃から代々受け継がれて来た横浜線沿線の土地に、弊社のお施主様が家族5人のための小さなお家を建てられました。敷地南西には3階建てマンションが迫ります。年間暖房負荷23kWh/m2aの高性能住宅に、ペレットストーブと太陽熱温水器、そして太陽光発電も搭載しました。
服飾のパタンナーの仕事をされていた奥様のために、奥行90センチ近い作業台を設ける事になり、ロフト階段の下を開放してスペースを確保する事に。その結果、家の中で一番楽しそうな場所がロフト階段周りに生まれました。
準防火地域で躯体の断熱性能を上げるのは本当に難しいことに加え、敷地は南から45度振れている難易度の高い設計条件でしたが、南側に開口部を集中させ、袖壁も活用して大開口の窓は高い断熱性能を維持することで、高い省エネ性能を発揮する事が出来ました。
お施主様のご協力に感謝です。
新しい家でますます仲の良いご家族となりますように!
2016年
9月
01日
木
キーアーキテクツの森も第三章で執筆させて頂きました!
お近くの書店で取り寄せ頂ければ幸いです・・・。
事務所に持参頂ければサインいたしますので(笑)。
こちら編集者による特設サイトです。
編集を頑張ってくれた暮らし方冒険家の伊藤さんと池田さん、そしてスタッフの皆さん、
本当にお疲れ様でした!
実は今回の出版企画ですが、私に執筆依頼が来た時点で、
新しい切り口が必要なのではと思い、
新建新聞社の三浦社長に、伊藤さんをご紹介いたしました。
伊藤さんはパッシブハウス・ジャパンのウェブサイトも手掛けてくれていて、
”絶対良い家が建てたい素人代表”みたいな存在です。
伊藤さんの奮闘のお蔭で、これまでの温熱ポルノを脱却し、
一般の人が手に取ってくれるるような一冊になったのではないでしょうか?
他の著名な皆さんと比べて、なぜか森の顔写真だけが馬鹿デカイのが気になります・・・。
そして今回、コラム用に年間暖房負荷30kWh/m2aの暮らしを実現するために
必要なUA値を全国で割り出しました(写真最右)。これ結構大仕事でした(汗)。
短時間で膨大な計算をこなしてくれた燃費ナビアドバイザーの夏見諭氏に感謝です。
住宅展示場やハウスメーカーを訪ねる際にも、必ずこの本を持参しましょう(笑)。
年間暖房負荷30kWh/m2aの家づくりは、キーアーキテクツの設計仕様の最低ラインでもあるかと思います。パッシブハウス基準は15kWh/m2aですので、このようなクラスの家を、欧米の人は”NearyPassive (ニアリーパッシブ)”と呼びます。
日本語訳すると”ChoiPa (ちょいぱ)”ってな感じでしょうか。
皆さんもちょいぱでストレスフリーな家族時間を是非。