2023年

11月

24日

SDGs帯とPHJ全国大会2023

先日の11月16日・17日の二日間で、PHJ全国大会2023が開催されました。大会自体は本当に素晴らしい内容で、沢山のメンバーにご協力頂き、滞りなく進行出来たことは感無量なのですが、2020年の3月に仕立てて頂いた世界で一点しかない私のSDGs帯が、PHJイベントでは初お披露目だったようで・・。

この帯は鎌倉友禅の坂井三智子さんと一緒にデザインして染めて頂いたものなのですが、帯前の柄が2パターンになっていて、今回見せたパターンというのは今まで選んだことがなかったんですね。でも当日の朝、まさにこれから帯締めるぞーというタイミングで突如閃いて「いや、今日は絶対こっち(下記写真下)の柄だ!!!」ってもう直観的に・・。

実は今回の全国大会のメインフォーラムでは、実際に住まわれている全国のパッシブハウスの温湿度と消費電力を測定している実測部門からの中間報告が予定されていました。そのために数日前からメンバーと何回か事前打ち合わせをしていたので、私の頭の中はもう棒グラフで一杯だったんですね(笑)。

お太鼓の部分で使われているSDGsの17色のカラーがストライプになって前帯にデザインされているんですが、今日は電力消費量のグラフにしか見えません(笑)。下記は染め終わり、仕立てる前の帯です。紬の生地選びから一緒にさせて頂いて、本当に素晴らしい体験でした。この世界でたった一つの帯、今回は伯母から譲り受けた大島紬の着物に合わせてみましたが、皆さんにとっても好評でした。三智子さん、ありがとうございます!

出来立てホヤホヤの帯を鎌倉に遊びに来てくれた石原新菜先生に自慢している2020年の私。なんか若いんですけど(笑)。新菜先生もSDGsバッジ、付けてますね!

最後にPHJ全国大会2023の素敵なショットを数枚ご紹介します。今年も山田カメラマンが400枚近いショットを捉えて頂きました。リモートでいろいろ用事が済む時代にはなりましたが、リアルで皆さんに会えるのはやはり嬉しいですね。これを糧にまた1年頑張りまーす!

2023年

11月

13日

国際PHオープンデー2023

11月10日~12日の3日間で開催された国際PHオープンデーに追分の家で参加いたしました。丁度軽井沢は紅葉真っ盛りで、外気温も低く、とても良いタイミングで公開することが出来ました。

信濃追分の家のパッシブハウス認定は、現在PHIで審査中なのですが、その完了を待たずに、PHIによる今年のオープンデーのプレスリリースで紹介されちゃいました(笑)。という事は、認定が下りないって事は無いかなあ、と勝手に楽観的になってしまっておりますが・・。

1日だけの公開だったので、朝からひっきりなしに見学者の方がこられ、お昼休憩も見学枠にしてしまい、OB施主さんと一緒にBBQ(笑)。

アプローチは紅葉の絨毯のようです。少し早いですがクリスマスシーズンも近いので、玄関ドアに手作りのリースを飾りました。UKから入手した鶏小屋も今回のタイミングで外に出しました。来春まで空き家の予定ですが・・。

2023年

10月

31日

PHIのデータベースで公開されました!

ID番号は結構前に取得していたのですが、ようやっと信濃追分の家がPHIのデータベースで公開となりました。丁度このシーズンは11月の国際オープンデーにエントリーしている物件が特別カラーになるので、信濃追分の家も見え方がちょっと派手です。施工の新津組さんや木窓制作の山崎屋木工さんは初めてのエントリーになるかと思います。海外の方も検索していますので、この機会に認知度が上がると良いですね!!

なお、国際オープンデーの枠組みの中での11月11日(土)の一般公開ですが、定員に達しましたため申し込みは締め切らせて頂きました。また来年是非お越しくださいませ!

2023年

10月

17日

軽井沢はすっかり秋になりました。

借景ですが、信濃追分の家の周辺の木々が少しづつ色付いてきました。とっても美しい窓からの眺めです!明け方の気温はもう一桁の日が多い軽井沢ですが、昼間はお天気が良く、日差しもあってとても過ごしやすいです。信濃追分の家で暖房をつけるのは一体いつからなのでしょう。今から楽しみなのですが、早くECOMOの三原さんにお風呂の追い炊き用熱交換回路のポンプの制御回路を組んで頂かないと長風呂が出来ない(汗)。

今週はキーアーキテクツのOB施主さんが追分の家に泊まりで遊びに来てくれたので、先日無事にパッシブハウス認定を取得した、軽井沢モダンバーンPHにも一緒に遊びに行ってきました。なんと、オリジナルの外壁プレート!PHIのアクリル板のものがかっこ悪いから自分で作ったとお施主様(汗)。まあ本物のパッシブハウスなので文句は言えないですけど・・。実はこのおうちのお施主さんは当時多忙を極めていたキーアーキテクツにお問合せ頂いた際、既にアメリカのプレファブメーカーから特別に入手したパッシブハウスの設計図をお持ちだったので、 ArchiAtelierMAの丸山さんにお繋ぎしたのでした。これでも大分小さくしたようなのですが、十分アメリカンサイズでかなり迫力のある建物になりました!

迫力と言えばこちらの手作りソーセージ。まだ初心者なのですが、蝦夷鹿のお肉を使ったソーセージのレシピを模索中。野沢菜のおやきとも相性が良いですね(笑)。

2023年

9月

29日

浅間石積みの壁

待ちに待った浅間石の壁が完成しました!

どれほど待ったかというと、基礎工事が7月下旬で、その後8月の軽井沢町の工事休止期間を経て、9月の第一週に石積みがスタートしたのですが、なんと9月26日までかかりました(涙)。庭蒼の熊谷さんと打ち合わせをした際、「そんなにビシッとした感じじゃなくても良いですよね?」と尋ねられ、「ええ、浅間石らしく、自然な感じが良いと思います」とお答えした筈なのですが。下の写真が工事第一週目。二人の職人さんが物凄い丁寧に施工されているので逆にこっちは驚きを隠せないばかりか、本当に9月中に出来上がるのかという不安がよぎったのでした・・。

こちらは2週目の様子です。壁のワイドは7メートル。幅は50センチあり、鉄筋の両側にダブルで石が積まれていきます。途中から4名体制で工事して下さった日も何日かありましたが、職人さんたちが格闘している様子を見て「まさか!」と気付きました。確かに、「ビシッとしてなくて良い」と私は言ったのですが、その時「でも隙間のモルタルは極力見えない方が良いですね 」と要望してしまっていたのです。そしてその要望に応えようと格闘して下さっていることが判明(涙)。

 

こちらは内側から見た様子です。駐車場側からは高さ1.5m程なのですが、庭側のレベルが高いので、それ程圧迫感はありません。早速石積みの前に焚火台をセット。高3男子は受験勉強に飽きたのか、どうしても原始的な方法で着火したいらしく、暫くマグネシウムの粉と奮闘しておりましたが、それはそれで豊かな時間でありました(笑)。

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学