2021年

1月

11日

仕事始め

2021年の1回目のブログ投稿が随分と遅くなってしまいました。コロナ禍で大半の人にとってろくでもなかった2020年が終わり、相変わらずトンネルの出口が見えないまま新しい年が始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?小規模な設計事務所を生業としていますと、この異常事態の中で、極めて影響を受けにくい職種だなとつくづく感じておりますが、こんな暴力的な形で、価値観の転換を迫られることになるとは、私自身にとっても本当に想定外の事でした。外出する事も、人と会ってワイワイと会食する事も皆無に近かった年末年始でしたので、意識が自分の内側に向き、これから自分がするべきことについて、何時もよりは深い考察が出来た気が致しました。また、ここ10~20年で自分の中で当たり前になってしまった多くの事に関しても再考する機会を持てており、この歳になって今、自分の生活を整えるという作業に向き合っているのは不思議な感覚です。身辺整理という主旨では無く、正すところは正し、慢性的なストレス要因は取り除き、大きな目標に近づけるための効率を考え、日々の暮らしや仕事の中での些細な喜びに気づきやすい自分になる、そんなところでしょうか・・。

そんな経緯で近年の幾つかの習慣を整えた中で、画期的な変化を二つご紹介いたします。

実は私、デザインについて閃いた時にすぐさまその辺にある紙にスケッチをする修正があるのですが、それがレシートの裏であったり、子供の学校からのお知らせの余白であったり、重要な議事録の裏側だったりで、後でその折角のアウトプットに関して収集が付かなくなるという深刻な問題を抱えていました。かといってそれらをストックしてスキャンしたり、スマホで写真を撮ったりするのも億劫でした。一方、メモを取る時には携帯やPCを使って打ち込む習慣が続いてしまったことで、ペンで文字を書く頻度が激減している事も悩みの種でした。また、夜中にスケッチが始まると、そのうちデータ化したくなってパソコンに向かってCADを立ち上げてしまう習性も、改めなければと感じていました。同時にPCのモニターのバックライトを浴びすぎており、眼精疲労も深刻化していました。そんな状況が持続可能的では無いと思いながら、仕事を辞める以外に改善方法は無いとあきらめていたところ、年末にSupernoteという電子ノートにたどり着き、購入予約をしていました。どこでも絵が描けて、必要な時にQRコード化したりメールで送る事が出来、検索キーワードも埋め込めるので、支離滅裂なメモやスケッチを後で救済する事が出来る予感がしていて、今から凄く楽しみです。今は自宅のダイニングテーブルの上に置きっぱなしになっているため、気が付くと落書きがされていたり(笑)。なんだか我が子と交換日記をしているみたい?!

二つ目の変化は、新しい調理器を迎え入れた事。昔から憧れていた圧力鍋ですが、思い切って電気式を購入。元々殆ど使用しない炊飯器が陣取っていた場所に配属となりました。味噌作りの際に大豆を鍋で煮るのが余りにも大変だった、というのが購入のきっかけではあるものの、ステイホームで家で食事をする機会も増え、中3の息子も今はテレスタディで家でゴロゴロしているので(涙)、「レシピサイトで探して好きなもの作って!」と無茶振りをしてみたところ、なんと高級レストランばりの完成度のボルシチが食卓に出てきました。家庭内では料理が得意な人と、そうでない人がいると思うのですが、誰でも気軽に本格的なものが作れるという意味では、皆が幸せになる調理器具だなあと感心してしまいました。

 

実は料理が大好きな私は、これまでガス調理器やガスオーブンが無いと生きて行けない主義でした。IHコンロで料理をするのも、虫唾が走るほど嫌いだったのです。しかしこのご時世、料理のために化石燃料由来のガスを使用し続ける事に、いい加減愛想が付きまして、P2Gで太陽光由来の合成ガスが使用できるような新しい時代が到来するまで、ガスによる調理を控える決断をしました。勿論現在の鎌倉の賃貸暮らしでは太陽光発電が無いため、電気で調理をしてもクリーンエネルギーとは呼べません。しかし近い将来の太陽光発電を取り入れたライフスタイルをイメージし、給湯や調理の設備について悩みぬいた結果、ガス器具とお別れする事になったのです。個人の日々の暮らし方の小さな変化の積み重ねが、大きなうねりとなり、エネルギーシフトに貢献できることを信じて・・。(森)

2020年

12月

09日

気密住宅と換気

とある雑誌社からの取材を受け、オンラインでお話をしている際、「もうじきコロナ禍も1年」という話題になりました。
もうじき1年なのに、コロナ禍以降テレビ番組でも良くお見かけする窓開け換気推進派の専門家がいまだに提言出来ない事があります。それは明確なコロナ陽性者が居ない一般家庭の居住空間で、空調効率も無視して一体どれ程の換気量が必要なのかということ。もうwithコロナなのだから、住まい手の免疫力維持のための室温管理や、空調のエネルギー効率も考慮した上で、適切に換気したいですね。
こちらはパッシブハウス・ジャパンとして2020年3月に公開した気密住宅と換気にまつわる特別寄稿です。興味のある方は是非ご覧ください。注)冒頭の画像はネットで見つけたものに勝手に和訳を付けさせて頂きました。

2020年

12月

01日

GLOW1月号掲載

先日軽井沢南が丘パッシブハウスにて、女優の原沙知絵さんとキーアーキテクツの森みわがパッシブハウス的な家作りに関して対談させて頂いた記事が、GLOW1月号で紹介されております。是非書店で見かけましたらお手に取ってご覧ください(冒頭の稲垣吾郎くんのどアップ記事の次のページです)!

原さんはオーストリアに在住されたことがきっかけで環境問題にも強い関心をお持ちで、NHKドイツ語講座に出演されていたことから、ドイツ語を熱心に勉強されているようです。今後の彼女の情報発信に期待ですね💛

2020年

11月

23日

加地邸のオープンハウスに参加しました!

フランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新が設計した個人邸が葉山にありました。

1928年に完成した加地邸ですが、今年大規模な修復が終わり、この秋から民泊として利用が出来るとの事で、早速オープンハウスにお邪魔してきました。

落水荘を彷彿とさせる水平に伸びる、実にリズミカルな軒と屋根。銅板の緑青と大谷石で堂々とした佇まいです。個人的には地下に新しく設けられたゴージャスな浴室がナイスアイディアだと感じました。宿泊料金もそれなりの設定ですので、やはりゴージャスなお風呂は必須だと思います。しかしこの完成度の高い建築物に、新しい要素を足し合わせるのは大変難しい仕事だったと察します。是非守って受け継いでいきたい建物ですね。

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2020年

11月

05日

PHJ10周年記念イベントを開催します

来週11月12日(木)の午後3時より、オンラインにてPHJ10周年記念イベントを開催いたします。メインプログラムはPHJエコハウスアワード2020の授賞者発表及び前年度大賞受賞者の江藤眞理子さんによるプレゼンテーション、そして石原新菜さんの基調講演となります。お申し込みされた方全員に、PHJ事務局より、エコハウスアワード2020のエントリー作品をまとめた冊子を郵送にてお送りさせて頂きます。

これから”地球と私に優しい”家づくりを真剣に考えたい方、また生活習慣の改善で今よりも健康になりたい方にとって、絶対にためになるコンテンツです。2時間勝負ですので、是非この機会にお立ち寄りください!!!

お申し込みはこちらのPHJショップより。

PHJショップでは過去5年間のエコハウスアワードの冊子バックナンバーも販売中!

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学