2020年
8月
26日
水
今週はキーアーキテクツで設計監修させて頂いている宮崎県の工務店さんの展示場リノベーションの現場にお邪魔しました。コロナでなかなか現場に足を運ぶことが出来ず、仕上げ材料のサンプル打合せなども叶わず、とても難しい状況の中、とても丁寧に対応してくださっています。
今回の展示場改修では、温熱性能の大幅なグレードアップだけでなく、内装材も出来るだけ新建材を用いずに、自然素材のものを使うという取り組みがなされています。そこで浴室・脱衣室はキーアーキテクツが普段提案しているタイル貼りの壁や、無塗装のレッドシダーの天井仕上げが採用となりました。こちらの展示場は、お施主様が体験宿泊出来るような運用を想定しているため、実際に宿泊された方に是非バスタイムを満喫して頂きたくて、ホテルライクな空間を目指しました。脱衣室のタイルは今回「Vals」という商品名の大判ものを使っていますが、Valsと言えば、あのPeter ZumthorのThermeですね。そのイメージ通りの風合いで、大正解だったかなと。浴室のタイルは私の希望したものが残念ながら欠品だったそうですが、今回は私のお気に入りの入浴剤も鎌倉からお届けいたしました(先着15組分)。(下記はThermeを運営するホテルのサイトより)
完成しましたらまた竣工写真をご紹介出来ればと思います。(森)