2024年

10月

21日

都城市の木造新社屋着工しました

この度、キーアーキテクツ設計の木造平屋500㎡の新社屋が宮崎県都城市にて着工いたしました。オフィス建築として日本初のパッシブハウス認定に挑みます。地域密着型の企業の新社屋にふさわしく、地域の方に優しい建築でありたいと願って設計させていただきました。

日本列島は杉だらけの森林大国ですが、九州の杉は特に弱いというイメージがあるかと思います。しかし、一つ一つが弱いものであっても、沢山束ねることで強くてダイナミックなジェスチャーになるのではと考え、あえて無等級指定の杉の登り梁を455ピッチで並べ、パッシブデザインに必要不可欠な深い軒を実現しています。

構造設計はパッシブタウン第三期街区で増築部分を担当してくださった佐藤淳さん。現地で調達できる材寸を確認しながら、梁の継ぎ方も調整してくれています。年内には上棟予定ですので、現地を訪れるのが今から楽しみです。そして年明けからは全長40メートル越えの木製カーテンウォールの施工も始まります。PHJ主催で構造見学会棟も開催予定ですので、どうぞお楽しみに・・・。

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2024年

10月

14日

調度品デザインいろいろ

突然ですが、椅子の張地にこだわるが好きです。普段は革張りをあまり選ばない私ですが、先日ちょっとおもしろい素材に出会いました。

 

長野県のキノコ生産者さんが集まって生まれた正真正銘のビーガンレザーをご存じですか?先日ビックサイトでやっとメーカーさんとお会いすることが出来ました。勿論私たちが牛肉を食している以上、牛革を大切に使いたいと思いますが、たまにベジタリアンの人が革のアイテムを持っていたりすると違和感を感じるのは私だけでしょうか?殺生が嫌いな皆様に是非お勧めしたいのがこのきのこの菌床を活用したビーガンレザーですね。

椅子の張地にするとすごく雰囲気が良さそう。

 ただ、さっそくサンプル生地を購入したところ、スタッフより「キノコ臭い!」とクレームが(笑)。カフェスペースに置く椅子がキノコ臭いとちょっと問題なので、暫くしたら香りが落ち着くと良いのですが・・・。

 

そして店舗スペースとカフェスペースの仕切りとして、こんなパーテーションもスタディ中です。素材はまだ内緒ですが、どことなく沖縄の花ブロックを連想する感じでしょうか?

森みわ共著「あたらしい家づくりの教科書」

2016年9月1日発売

アマゾンで絶賛発売中!

東日本大震災を経て、省エネな暮らしの大切さに多くの方が気付かれました。2012年発売の「図解エコハウス」。これまで沢山のお施主さんがこの本を握りしめて設計相談に来られました。温熱を勉強したい実務者の方も是非!

パッシブハウス・ジャパン
東北芸術工科大学